2025.10.09
2025年 陶彩画 新作展《大阪・東京》
カテゴリー:展示会・イベント

今年も、大阪(11月)東京(12月)にて新作展を開催いたします。
新作テーマは「内なる太陽」。そのテーマのもとに生み出された新作を、初公開いたします。
——作家 草場一壽より、新作完成によせて——————
私たちを取り巻く環境は、世界も社会も、人の在り方そのものまでもが、ますます複雑に、そして混沌としてきました。将来にも「いま」にも不安が蔓延しています。生きることの確かさや、生きることの意義、その大いなる意味を見失いかけているかも知れません。
さて、私にはアーティストとしての自覚、さらには矜持として胸に刻んでいる言葉があります。
「太陽がないときは太陽を創造することが芸術家の仕事だ。」
20世紀を代表する作家 ロマン・ロランの言葉です。
私たちは本能として、神聖なもの、美しいもの、良心的なもの、調和のとれたものを志向します。「観念」ではなく、いのちの方向だからです。さらには、その在り方を魂のレベルへと引き上げていくのが、人間というものでしょう。「内なる太陽」とは、誰のうちにも秘められた、いのちの発露である希望や愛、すなわち創造の源泉です。内に秘めたる太陽が消えることはありません。心の奥に抱き続けている光。芸術は、その存在をいま一度思い出させる力なのです。
古来より、太陽は世界中で崇められてきました。それは、単に光や熱を与えてくれからではありません。生きることそのものの象徴であり、私たちの存在が星のかけらでできていることや「内なる太陽」をいのちとして抱いていること、私たちがどういう存在か、ということを古の人々は直感的に知っていたからです。
宇宙という広がりの中では、無数に存在する太陽系の中のひとつに属し、さらには天の川銀河の一部として、何千億もの星々と共にあります。その銀河すら、宇宙に漂う無数の銀河のうちのひとつにすぎません。この宇宙的なスケールの中で、私たちのいのちは決して孤立したものではなく、原初の太陽から連綿と繋がり合ってきた内なる太陽の壮大なリズムと共鳴しているのです。私たちの「生」とは、大宇宙に投げかけられた問いのようなものなのかも知れません。その問いに呼応して響いてくるものをカタチにするのが芸術なのだと思います。
「内なる太陽」をテーマに制作してきた新作を、大阪と東京会場にて皆様にご覧いただけますと幸いです。
ご来場をお待ちしております。
草場一壽
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新作『鯤』(絵寸:730×530㎜)

▶作品詳細ページはこちら
新作『レインボーターラ』(絵寸:730×530㎜)

▶作品詳細ページはこちら
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◎今年の新作他、龍や神話、菩薩シリーズなどの代表作も展示いたします。
原画を一挙にご覧いただける貴重な機会。ぜひお誘い合わせの上、ご来場くださいませ。
【大阪】———————————–
日程 : 2025年11月7日[金]~11月16日[日]
時間 : 10:30~18:00(最終日は17:00まで)
入場料: 無料(ご予約不要)
会場 : Imagine & Design
住所 : 〒542-0081 大阪市中央区南船場2-6-12
┗会場へのアクセス詳細はこちら
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◎大阪初日には、新作開催記念としてギャラリートークを開催予定です。(ご予約不要・無料です)
2025年11月7日[金]
┗第1部 11:00~
┗第2部 14:00~
※各回 約30分を予定
※混雑時は入場制限を行う場合がございます。
また、当日は立ち見でのご観覧となります。あらかじめご了承ください。
【東京】———————————–
日程 : 2025年12月9日[火]~12月16日[火]
時間 : 11:00~19:00(最終日は18:00まで)
入場料: 無料(ご予約不要)
会場 : LA COLLEZIONE(ラ コレッツィオーネ)3F
住所 : 〒107-0062東京都港区南青山6丁目1-3
┗Google Map
各会期中、作家の在廊は不定期となります。
予めご了承ください。
