コラム
見る角度や作品を照らす光の種類によって、色彩が七色に変化し、
作品自体の表情が無限に変化する「陶彩画にしかできない表現」の確立にたどり着いた作品『時は今』から5年間の研究と実験の末に、陶彩画『龍華』と『ここから』が完成しました。さらに繊細で鮮烈な色合いを、よりいっそう複雑に組み合わせることが出来るようになってきたのです。
特に陶彩画『ここから』の制作にあたっては、瑞々しい若葉や新芽の色合い表現するために心血をそそぎました。
日々新しい私(あなた)であること、そして、常にここから大きく成長していく気概を表現したかったのです。
「ここから」には二つの意味があります。
一つ目は時間としての今ここです。
人生は瞬間の連続であり、常に「現在(ここ)」という瞬間にしか生きられません。
二つ目は空間としての今ここです。
私は常に、その時実際に立っている「此処」にしか存在することができません。
さて、私たちは大きな夢や希望を持つことは素晴らしいことだと思ってきました。
(きっと素晴らしいのでしょう。)
しかし、その願いの奥には今の自分を受け入れたくないという自分への否定も潜んでいるのです。
未来への夢や希望を持つことよりも、もっと大切なことがあります。
それは「自分は今ここで何ができるか」を考えて一歩を踏み出すこと。
さらに「今の自分をどう向上させて行くのか」が大切だと思うのです。
自分の「ここ」を真摯に受け止めて初めて「ここから」先の未来が開かれるのです。
「ここから」に徹する生き方になれば、抱いていた夢や希望よりもさらに先に進むことが可能となります。
ここから進む一歩は常にシンプルで具体的だからです。
地球の裏側に歩いて行くのも、近くのお店に歩いて行くのも、最初は同じ一歩です。
いまここで、なすべきことを良く知り、できることをきちんと丁寧にこなす。
そこには悩みもないし、失敗もないし、充実感が湧いてくるのです。
そのような思いをくみ取っていただけたら作家としても嬉しい限りです。
作品自体の表情が無限に変化する「陶彩画にしかできない表現」の確立にたどり着いた作品『時は今』から5年間の研究と実験の末に、陶彩画『龍華』と『ここから』が完成しました。さらに繊細で鮮烈な色合いを、よりいっそう複雑に組み合わせることが出来るようになってきたのです。
特に陶彩画『ここから』の制作にあたっては、瑞々しい若葉や新芽の色合い表現するために心血をそそぎました。
日々新しい私(あなた)であること、そして、常にここから大きく成長していく気概を表現したかったのです。
「ここから」には二つの意味があります。
一つ目は時間としての今ここです。
人生は瞬間の連続であり、常に「現在(ここ)」という瞬間にしか生きられません。
二つ目は空間としての今ここです。
私は常に、その時実際に立っている「此処」にしか存在することができません。
さて、私たちは大きな夢や希望を持つことは素晴らしいことだと思ってきました。
(きっと素晴らしいのでしょう。)
しかし、その願いの奥には今の自分を受け入れたくないという自分への否定も潜んでいるのです。
未来への夢や希望を持つことよりも、もっと大切なことがあります。
それは「自分は今ここで何ができるか」を考えて一歩を踏み出すこと。
さらに「今の自分をどう向上させて行くのか」が大切だと思うのです。
自分の「ここ」を真摯に受け止めて初めて「ここから」先の未来が開かれるのです。
「ここから」に徹する生き方になれば、抱いていた夢や希望よりもさらに先に進むことが可能となります。
ここから進む一歩は常にシンプルで具体的だからです。
地球の裏側に歩いて行くのも、近くのお店に歩いて行くのも、最初は同じ一歩です。
いまここで、なすべきことを良く知り、できることをきちんと丁寧にこなす。
そこには悩みもないし、失敗もないし、充実感が湧いてくるのです。
そのような思いをくみ取っていただけたら作家としても嬉しい限りです。