2021.03.24

作品紹介「時は今」

カテゴリー:作品・グッズ

虹色の龍『時は今』を発表してから10年が経ちました。いまや、草場一壽工房の代表作になっています。
この作品は、特殊な鉱物を使い、絵付けの仕方と焼成温度を独自の方法で極めることで、「陶彩画にしかできない表現」の確立にたどり着いた作品でもあります。

「陶彩画にしかできない表現」とは、
すなわち、見る角度や作品を照らす光の種類によって、作品の色彩が七色に変化し、作品自体の表情が無限に変化できるというものです。
これは、油絵や水彩画、日本画などの多く絵画の技法では成しえなかった表現でもあります。

この作品の制作技法は、焼き物の世界でも初めての試みであり、難題というより誰も発想しえなかったため、
無謀な挑戦・不可能なことと一蹴されつつも、絵付けの段階から多くの試作を繰り返し研究を続けることで、独自の新しい‟輝き”を放つ技法を確立させました。
それだけに、実現までは本当に長い道のりでした。

この作品を完成させてから素晴らしい出会いがひろがりました。
どこから聞きつけたのか佐賀の田舎のギャラリーに世界中から不思議な方々がお越しになるようになりました。
ニュージーランドの先住民ワイハタ族の長老(龍蛇族5000年の継承者)。アメリカ先住民ホピ族の長老(水の部族継承者)。そして、国内外の、龍に関係する多くの神官たちです。このころから日本中で龍が気になる方や龍を描く方が一気に広がったと思います。それもまた昔のような「龍」とは異なるものです。これまでの龍画と言えば墨絵や中国の五色の龍が定番でしたが、自由な色使いの龍画が現れるようになったのです。

虹色の龍は、私自身に、多くの気づきをもたらせてくれました。きっと七色の龍は、私を導くお役目だったのだと思います。
中でも、龍の玉(宝珠)の気づきは私の人生で一番の自信となりました。それは、私たちの肉体は、いつかはなくなる宿命ですが、生命エネルギーのように魂は残る、与えていただいた愛は形を変えてあり続ける、それがいのちの本質だという気づきです。
見えるものだけを追いかけていては、本当に大事なものは見つからないのですね。同じように、私たちの中に刻まれた「いのち」の記憶もまた、見えはしないけれど、確かにあること、その大いなる意味を今一度実感として取り戻す=感じる力の復権が、陶彩画を通じて、私に課せられているのかも知れない・・・。
「時は今」。そんな思いを込めたネーミングです。

そして、ふたたび。
時代が変わろうとしているいま、いのちや魂のつながりが、静かに、でも確実に大きな輪へと広がっているように思います。

時は今

始めの昔より導かれし者 ここに態を成す
心を開きおのが姿を顕せ
どこに流れようとも 永遠の響きを奏でよ
風の音 木々の音 鳥のさえずり
命の光
すべてのもののうごめく魂の中より
命の花開かせよ
あるがままに出で あるがままに望み
あるがままにその命を燃やせ
いずれ飛びたつ命なれば…
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