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2025.02.06

世界遺産・東寺(京都)にて陶彩画展を開催!3月15日(土)~5月11日(日)

カテゴリー:展示会・イベント

春を迎える京都にて、7回目となる【世界遺産 東寺】での陶彩画展を開催いたします。 新作「四天王」や「四神」などの東寺にゆかりある作品のほか、神秘的な宇宙を翔ける龍と鳳凰を描いた「銀河の夢」「銀河の扉」などの最新作を、珠玉の代表作とともに展示いたします。 歴史と芸術が織りなす特別な空間で、心揺さぶる《焼き物の絵画 陶彩画》をご堪能ください。

[日時・会場]============

【日程】2025年3月15日(土)~5月11日(日) ※会期中無休
【時間】8:30~16:00
【入場料】無料 
【会場】世界遺産 真言宗総本山 教王護国寺 東寺境内 食堂(じきどう)
┗東寺公式ホームページ:https://toji.or.jp
【住所】〒601-8473 京都市南区九条町1番地
    ★東寺へのアクセス詳細は:こちら

※ご予約は不要です
※会期・時間等、都合により予告なく変更になる場合がございます
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■作家 草場一壽より 2025年 陶彩画展 東寺開催によせて
今年も京都 世界遺産東寺で陶彩画展示会を開催させていただきます。初めての東寺個展が9年前、コロナによる空白期間を挟みつつ、今年で7回目の開催となります。

煌びやかな「銀河」の連作の他に、「四天王」や「四神」といった方角の守護神を題材とした新作が東寺では初公開となるにあたって、東寺が創建された平安京に思いを馳せました。

平和な時代を願って新たな都の造営にふみきった桓武天皇は、「四神相応」という陰陽五行思想に基づき、玄武・青龍・朱雀・白虎に守られた土地を選びました。四神はそれぞれ北の山・東の川・南の湿地帯・西の大きな道を象徴しているとされ、平安京は船岡山・鴨川・巨椋池・山陰道に囲まれた都なのです。災難の通り道とされる鬼門(北東)と裏鬼門(西南)には大きな寺社を配して、悪しきものが入り込まないようにしました。そして、都の正面玄関である羅城門の東西両脇に建立されたお寺が東寺です。どれほど都を、民草を守ろうと心を砕いていたのかが伺い知れます。

陶彩画「四天王」「四神」もまた、新しい時代を築くことへの願い、すなわち、猛々しさや力による支配ではなく、繋がりや宥和、愛情といったやわらかな調和を為す時代への願いをこめて制作しました。「銀河」の連作も、個々の「いのち」の希望が宇宙大自然の意志と重なり合うことで、実現に向かって美しく光を放つさまを描いたものです。

最も守られ繁栄する状態は、敵を倒し我を通す強さを持っていることではなく、敵がいないこと。四神相応の本質も、四神それぞれが象徴する自然の力と調和し、その恩恵を受けて安らいでいることなのではないかという気がします。都を訪れるものを迎える位置に佇む東寺が負っていた役割の一つもまた、新たに出会うものとの調和だったかもしれません。東寺と、そこに寄せられた想いに心を合わせ、陶彩画に大調和への誘いを託します。

草場一壽
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◎今年も、会場となる東寺境内 食堂(食堂)前には、草場一壽工房の看板を設置いたします。ご来場の際は、フォトスポットでの写真撮影などもお楽しみくださいませ。

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■過去の陶彩画展の様子などはこちら