2021.10.14
「龍佩」(りゅうはい)制作によせて
カテゴリー:作品・グッズ
草場一壽考案!オリジナルの焼き物「龍佩」が登場!
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龍佩、新たな輝きは、龍(神)の子の証として
■龍佩とは
龍佩は、全くのオリジナルな発想から生まれたものです。
佩(はい)とは、腰につける飾り玉で、もともとは身分を表すものであり、通行手形のような役目もしていました(黄門様の印籠に似ています)。「龍佩」で表わしているのは、実相を生きる龍(神)の子の証(覚悟)であり、「龍宮」への通行手形です。
素材は陶土ですが、それを形成したあと表裏に龍を彫り込んでいきます。そのあとで素焼き、本焼きをしていきます。すべてが緻密な手作業ですが、透かし彫りを施した結果、どの過程も割れる、ゆがむ、ひびが入るなどの難題を抱えてしまいました。
ご縁あって、代続く透かし彫りの窯元にご指導もいただき、1年にわたる試行錯誤の末、完成にこぎ着けました。特に、表、裏の両面に彫り込みを施したのは、驚きの技法とのお声を頂戴し、お披露目させていただく自信にもなりました。一点一点が手作りですから、みな個性が違い、お手にしていただくものは「巡り合わせ」によるものです。
■「龍宮」とは「根源」のシンボル
私が描く「龍宮」とは、万物を生み出す大いなる源です。神と命名されたり、大いなるはじまりと称されたり、something greatと呼ばれたりするものですが、龍に導かれた私は、「それ」を「龍宮」と表わしています。
「それ」が動いて現象界はつくられています。いわば、龍宮が実相(本質、真実)であり、現象界は仮相(虚像、幻影)です。
「龍宮に至る」とは、現象界に惑わされず、真の生を知る、真のいのちを生きるということです。目に見える世界のことごとくは幻。過去も未来もなく、すべては<「いま」の内にあります。いのちは「いま」という真実を生きることが本分。それが実相のひとつのカタチでしょう。
龍のパワーは気の発露に即していて、勇気が漲り、生きる力を全開にします。“万物を生み出す大いなる源への帰還、いのちのままに、『龍宮に至る』為の通行手形”
どんな中にあっても、わたしたちはいのちの本分を精一杯生きていきいけるように...そんな願いを込め制作いたしました。
陶彩画同様の眩い輝きを放つオリジナル作品 “龍佩(りゅうはい)”、
その輝きが皆様の心の平安にお役にたてば幸いです。
草場一壽
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■「プラチナ釉パール彩 」
作品詳細は草場一壽工房 公式オンラインショップ Museum Shopをご覧くださいませ。
■詳細はこちら
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